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八ヶ岳文庫

八ヶ岳や里山暮らしについて気付いた事を綴ってみます

プロフィール

できたばかりの北杜市へ移住したのが数年前。かつて仕事でいろんな国の山と町を歩いていたら、あるとき日本の森と里山に惚れ直しました。 
…あれって大きな発見だったかも?

山梨ワイナリーマップ

2008.12.26 21:20  投稿者:zuu

『山梨ワイナリーマップ』
 企画・制作:ワインツーリズム山梨 500円
 http://www.yamanashiwine.com

ワインツーリズムってなにかな?と書店で手にする。

「ワインツーリズム」は、いわゆる「観光」とは違います。
ワインづくりの現場(職場)で、
あなたとつくり手との心が交流します。
お互いを尊重する気持ちが大切です。
ワインを味わいながら山梨の日常に触れ、
あなたの楽しみをみつけて下さい。(以上紙面より)

と、こんなことが書いてありました。
「観光」と違うと言うのなら、わざわざツーリズムという言葉を
選ばなければいいのにと思うが(ここがちょっと意味不明)、
まぁ、それは置いておいて…。

広げてみるとかわいい道案内のイラスト!(でも意外と実用的?)
県内45箇所のワイナリーと周辺名所が簡単に紹介されている。
これを元に興味のある場所を事前に調べておいて、
効率よく数カ所を巡るのも面白いだろう。

旅の面白さは計画と行動、そして帰ってからの余韻と思い出、
同じテーマで3段階で楽しめてしまうところにある。
旅の...


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八ヶ岳で考える

2008.10.21 21:53  投稿者:zuu

『ガイドのとら-清里・八ヶ岳山麓・ビーナスライン-』
 発行元 ㈱まちなみカントリープレス

いわゆるガイドブックです。
昨年まで「清里・八ヶ岳」と「ビーナスライン」分冊だったものが一冊にまとまったようです。
でも今回紹介したいのはこのガイドブックのことではありません。
(もちろん、この本はとてもよく出来ています。価格も良心的な580円、買いです!)

山梨、長野の県境地域の観光を考える場合、八ヶ岳は欠かせないキーワードになります。
しかし残念ながら、観光作りを八ヶ岳山麓でとらえたものは意外と少ない。
当然、情報を地域として受けとっていない観光客の動きは、
残念ながら両県それぞれに偏った動きになっている場合が多いように思える。
ちなみに清里周辺から蓼科高原までの移動距離は車で1時間程に過ぎないのだ。

インバウンド誘致を目指し、国、県の観光行政において予算執行が行われる中、
現場行政では地元意識の強い広報企画が行われていることも多い。
(予算利用の為の規則があるのだろう、それでも何かしら形にしている所はエライ?)
通過型...


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評判のビジネス

2008.10.15 23:50  投稿者:zuu

『里山ビジネス』
 玉村豊男 著  集英社新書

十年程まえ、長野県内で「里山歩き」というイベントを主催した事があった。
1500m程度の郊外の山から宿泊する町や村の史跡を遠足気分で歩くというものだった。
当時はまだ里山の持つ言葉のイメージは、一般的に消極的な印象が強かったように思う。
実際そのイベント構成も煮詰まっていたとは言えず、参加者の反応もいまひとつだった。

わずかな年月であるが数年の間に言葉の持つイメージに変化を感じている。
「やりたい仕事をやり、暮らしを成り立たせるために働くことをビジネスと呼ぶのなら、
私がやり始めた事は、里山ビジネス、というのがいちばん的確な命名ではないかと思います。」(本文より)

私の場合はまだ、暮らしが成り立ちますように(願)…の程度だが、もう一つ希望もあった。
「自分が暮らしたい場所でやってみるビジネス」と云う事だ。

実際それはとても楽しい。(決して負け惜しみではないのだ…)
地域を意識しながらも、あくまでも自分のスタイルを表現し続けること、
それが相手(お客様)に対し一番のポ...


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田舎暮らし読本

2008.10.11 23:35  投稿者:zuu

『田舎暮らしができる人 できない人』
 玉村豊男著 集英社新書

当たり前ですが、この本を読めば田舎暮らしができる人(?)になれるわけではありません。
でも田舎暮らしの不自由さと忙しさ、そして面白さが、
どういう質のものか具体的にイメージできると思います。
そして田舎暮らしを迷っている人には後押しする読み物になると思います。

都市でも地方と言われる地域でも、特別な場所を除いて日常生活のインフラがある程度整った現在の日本では、生活の大きな枠組み自体には、
その差を見つける事はあまり意味のない事だと思います。では、その違いは何?

田舎暮らしって暇になる訳ではない、むしろ忙しくなる事の方が多いと思います。
でもある友人が言いました、
「少しずついろんな事が出来る様になっていく自分に感心するときがある。」
そういう事に気付き始めるとますます新しい事にも興味が湧いてくるのかも知れません。
そして毎日が楽しくなる。

メディアへの露出の多さからか評価に賛否ある著者だが、
私は長いものには一度はまかれてみるタイプなので、あ...


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食欲の八ヶ岳

2008.10.08 22:30  投稿者:zuu

『八ヶ岳の食卓 flavours from the forest』
 萩尾エリ子著 (西海出版)

いよいよ秋を感じる季節。
各地に美味しいものがたくさん溢れる季節です。

「簡素でおいしいレシピ 美しく愛しい普通の一日」という副題の通り、
エッセイとレシピを日記のように綴っている。
著者はご存知の方も多いハーブショップ「蓼科ハーバルノート」を開かれた方で、
かつて長野日報に4年間掲載されたものをまとめたものです。

‐こと細かに分量や作り方を書かないのは、
 ゆるやかな「食」の喜びをご自分で触っていただきたいからです。‐
そう語る言葉に穏やかな気持ちで作られる素朴な料理が想像されます。
ちなみに1993年10月6日のレシピは“畑に残った野菜と玄米の炒飯”

八ヶ岳山麓の季節感を感じさせる素材も多く、
暮らしの中の食をご自身のキッチンでも再現してみてはいかがだろうか。


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風景としての建築

2008.10.04 09:30  投稿者:zuu

『木洩れ日の庭で』
 中谷耿一郎著 TOTO出版

旅をしてきた人へその場所へ出掛けた理由を尋ねたとき、
少なくはない答えのひとつに「その街の風景に魅力を感じたから。」という事があります。
そして、その場所は都会よりもむしろ田舎と言われる地域が多い事も珍しくはない。
(古都といわれるかつての都会の場合もあるが、)

ランドスケープ・デザイン。
難しい理屈は抜きにして、好きな場所から読み始めてみたい本です。
きれいな写真を眺め、平易な文章を追っているうちに、自分の家の庭やベランダ、
もうひとつ先の家の周りの風景にも愛着と気配りが湧いてくると思います。

特別な史跡等に恵まれなくとも、
その地域の調和のとれた人々の暮らしと自然の織り成す風景に、
観光者は深い印象を得ることが出来るのだと思います。
だとしたらこの八ヶ岳山麓には、
一般の私たちの毎日の暮らしの中に観光成長の為のツールがあることになります。
スイスやフランスの山岳地域のような街の匂いがここにも吹いてくるといいなと思います。

ところでこの本のもう一つのおすすめ理由は、
10...


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八ヶ岳は富士山より高かった?

2008.09.29 21:01  投稿者:zuu

『八ヶ岳火山-その生いたちを探る-』
 八ヶ岳団体研究グループ編著(ほおずき書籍)

この春から通勤の為、毎日八ヶ岳を南から北に移動しています。
南麓から眺めていた姿も北端の蓼科山の麓まで行くと
しだいに山容も変化してゆき、
いわゆる「八ヶ岳連峰」を実感出来ます。

毎日見てるのに意外と知らない事の多かった八ヶ岳、
それを補うのにとっても良かった本を紹介します。

八ヶ岳の地質研究をすることから、
その生い立ち、地形、植物動物、歴史、
人々の生活に至るまでを関連付けて、
平易にまとめられています。
ひと味違ったガイドブックとしても活躍しそうです。

八ヶ岳と富士山の競争…、
これは本文を読んで確認して下さい。
「なるほど!」


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