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甲府城17メートル石垣補修工事

2009.08.18 18:36  投稿者:ootaminoru

甲府城の稲荷曲西側の石垣を現在補修工事をしています。
工事監修は山梨県埋蔵文化センターです。
8月11日縁あって工事現場を見学させていただく機会に恵まれました。

この石垣は1592年から1600年にかけて築かれたお城です。
従いまして築城以来420年の年月が経過しています。
築城以来殆ど完全な姿で残っている、今になって関東地方では珍しい野面積(のずら積)工法の石垣です。
野面積とは野性的即ち自然石に近く加工度の少ない岩を組み合わせて築く工法です。

石垣の岩は長い間荷重が掛かりひび割れているもの、岩と岩の隙間を埋める詰め石の抜け落ちた箇所、石垣の裏の割栗石が顔を出しているもの。更に裏側の砂や粘土が表面に顔を出しているものなどなど。
やはり、相当痛んで来ています。

それらの問題点に対して一つずつ対策を講じます。
先ず全ての岩をナンバーリングします。
その記録された岩に対して、叉はその周囲の隣り合った岩との間の取り合いを具体的にどのようにするかを対策設計しそれを記録します。

叉石垣にわかりやすく対策工事の概要をマーキングします。それが終ったら次いで石工によって修復工事が行なわれます。
高さ17メートルの石垣に対して高さ2メートルの足場を8段組んでそこで上部から作業をします。
私達はその足場の最上部まで登らせて頂きました。

重機やクレーン、ジャッキなどの土木機械が発達していない時代によくぞ人力でこれだけの石垣を築いたものと感心しました。

写真1は石垣の岩にマーキングされた様子です。
   全ての岩にナンバーリングされています。
写真2は高さ2メートルの作業台に登る前にヘルメットと転落防止用の
   安全ハーネスを腰に装着しているところです。

写真3は8段目の最上階の作業場です。

甲府城は山梨県の史跡として登録されている文化財です。
永代継承して保存したいものです。
故里の歴史を伝える貴重な史跡です。


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コメント(1) | この記事のURL | カテゴリー:歴史文化産業

コメント

甲府城の石垣は、野面積で約400年前の築城当時のものだったのですね。武田神社の後方にある要害山城に登った事がありますが、大規模な山城跡で石垣や虎口などの遺構があります。山梨の遺跡を後世にに伝えていくことは非常に大切な事だと思います。
投稿者:shinya: at 2009/08/20 11:13

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