県内の仁王像
2008.10.07 15:22 投稿者:ぶどうおばさん

寺を訪れると、たいてい入り口の山門のところに、左右で一対の金剛力士像(こんごう
りきしぞう)がある。
金剛力士像は、一般には仁王像の名でも親しまれている。
東大寺や法隆寺の像は有名だが、山梨県内にも、いくつかの寺の門に安置されている。
口を開いた阿形(あぎょう)、
口を結んだ吽形(うんぎょう) の2体で1対になっている。
『あいうえお』の「あ」から「ん」まで、ということは、初めから終わりまで、を
意味し、寺を外部の邪悪なものから完全に守っていることを示している。
(上の写真は、塩山,放光寺の金剛力士立像。2m60㎝の大きさで国の
指定重要文化財。鎌倉時代の作。)
金剛力士像は、力強く、写実的で、見事な躍動感を持っている彫像だ。
が、置かれている場所は、山門の下部分の格子の中という、風や雨が吹き込んで来る
場所で、風雨の害を蒙りやすい。
そのため、木製の像の表面は、色がはく脱したり木肌が荒れたりしている。
このような見事な像が、吹きさらしの場所にあるのは心配だが、かといってガラス張り
になっても、親近感が遠のいて困る。
像の木質の堅さと、仏様の御加護で劣化が最小限に進んで行くことを、切に願っている。
(2枚目の写真は、勝沼,大善寺の金剛力士像 《うんぎょう》)
(3枚目の写真は、同上 《あぎょう》)


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