ワン•ウェイ•ツアー
2010.05.10 20:17 投稿者:ぶどうおばさん

バスや電車などの公共交通機関を利用して個人で旅行する場合、問題になるのは
《座れる席の確保》と《大きな荷物の移動》ではないかと思います。
特急などの電車の乗車券は予約購入出来ますが、観光地内を周遊する地元のバス
は当日券で乗るので座席が確保出来るかわかりません(混雑期には乗れない場合
もあるようです)。荷物に関しても、日帰りなら比較的少量ですが2泊または3
泊の旅行では大きなリュックやスーツケースを持ち歩くことになります。
観光地の駅のロッカーに預けた場合は再びそこに戻らねばならないので行き先を
移動したい場合には不便です。
そのためパッケージツアーに申し込むことになるのですがその場合、観光客が大手
旅行会社のツアーを申し込んだ時点で訪問先にある観光業者や宿泊施設は(ツアー
会社と提携していない限り)利用される可能性が薄くなってきます。
4月末の新聞で ”ある旅行業者がホテルとタイアップして新宿→清里駅→野辺山駅
を通り7宿泊施設に観光客を送り届ける直行バスのサービスを始めた” という内容
を読みました。公共交通機関なら乗り換えが必要なところを乗り換えなしで八ヶ岳
南麓に直行できる事が売りで、片道1900円(土•日•祝日は2400円)との
ことです。
乗り換え無しで荷物も気にせずに移動出来るのは魅力です。
そこで思うのですが「片道だけのツアー」(ワン•ウェイ•ツアーということになる
のですが)を考えてみてはどうでしょうか?
『出発地に戻らない•目的地のホテルに行く途中で観光地を巡る往路だけのツアー』
です。
例として外国人観光客を視野に考えてみると
Aコース
新宿
↓
笹一酒造(大月市)
↓ 日本酒の試飲,蔵見学,世界一の大太鼓,可能ならば笹子追分人形芝居
の上演も
勝沼のワイナリー
↓ ワインの試飲,ワイナリー見学,甲州ワインビーフや富士桜ポーク
恵林寺(甲州市)
↓ 戦国の武将武田信玄ゆかりの臨済宗の寺,重要文化財の四脚門や国
指定名勝の庭園
湯村温泉か石和温泉のホテル◦旅館
Bコース
湯村温泉か石和温泉のホテル◦旅館
↓
北口本宮冨士浅間神社
↓ ミシュラン•グリーンガイド•ジャポンで二ツ星評価の神社
久保田一竹美術館
↓ 久保田一竹氏の「辻が花染」作品が展示されている
ミシュラン•グリーンガイド•ジャポンで三ツ星評価の美術館
忍野八海
↓
河口湖畔のホテル◦旅館
Cコース
新宿
↓
北口本宮冨士浅間神社
↓
樹海ツアー(ネイチャーガイドと共に樹海を散策)
↓
西湖いやしの里ねんば
↓
河口湖畔のホテル◦旅館
(河口湖駅◦富士吉田駅にも停車)
A B Cコースともに逆のたどり方をしても良いですし、組み合せて利用することも
可能です。宿泊地まで移動する車のまま途中で観光地に立ち寄る事が出来るなら、
乗り換えのわずらわしさも荷物や座席の心配もありません。
先日私が乗った「富士五湖花めぐり観光バス」(富士急行が企画実施し7/11まで
行われる)は、9:30a.m〜16:10p.mという時間帯で行われたツアーで、
今年も4つのコースが企画されていますが東京•長野方面からの日帰り客や石和温泉
の泊まり客を視野に入れて作られているように思われます。
「朝ホテルをチェックアウトした後でも荷物を気にせずに(バスに積んでいるので)
一日遊べる」「遠方から来る観光客にとっては出発時刻が遅めで参加し易い」という
利点があります。
県内の人を対象にした他県への日帰りツアーに比べ所要時間が短く一般的なツアー
とは少し違うと言えますが、これはひとつの試みでいろいろ模索しておられる段階
なのではないかと思います。
観光客にとって便利なツアー、行ってみても良さそうだと思ってもらえるツアーを
提供するのは易しい事ではないでしょう。
訪問する観光地はよく検討する必要があるでしょうし、交通手段(バス)の手配の
ためには県内のホテルと地元観光業者の協力や提携が必須となるでしょう。
いろいろな形態が検討されて集客アップにつながることを願っています。
(1枚目の写真 恵林寺 2009年3月撮影)
(2枚目の写真 忍野八海
「花めぐり観光バス」の”忍野八海と花の都公園コース”にて
2009年6月撮影)
(3枚目の写真 西湖いやしの里ねんば
「花めぐり観光バス」の”河口湖ハーブフェスティバル会場と
西湖いやしの里コース”にて 2009年6月撮影)


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